北海道小樽赤岩西壁で落石が発生しました。地元の山岳ガイドの辻野健治さんからの報告です。
8/7(土)13時頃、西壁カンテルート3ピッチ目の登り始め3m位の地点で、高さ1.5m・底辺1m・厚さ30〜40cmの三角形の大きさの岩が西奥壁側に崩落しました。リードクライマーが岩に乗った途端、足元が崩落しリードクライマーは西奥側に崩落した岩と共に滑落、3m下のテラスで停止となりました。岩は四散し西壁と奥西の遊歩道まで達しました。
非常に脆い状態です。今後も同ルートでの落石が予想されます。登攀時、遊歩道通過時は注意をお願いいたします。
上記の通り、浮石があると思います、西奧方面に行かれる方は、現場通過時 ヘルメットの着用を検討した方が良いと思います。 以上
今井の私見ですが、、、
小樽は、7月7月に雨が降って以来、約一ヵ月後8月4日まで降雨がなく、連日の猛暑日で激暑の日が続きました。これはまさに異常気象でした。土は乾ききり、植物は枯れがれでした。
この異常気象が崩落と関係があるかわかりません。ただ小樽赤岩のクライミングエリアでは、他にもホールドの位置が変化していたりする、?が起こっています。このようなことから同様の崩落がある可能性があると考えています。
ヨーロッパでは異常な高温が永久凍土を溶かした結果、大岩塔の崩落や落石を引き起こした事例もあります。もちろん全く違う状況かもしれませんが、共通点があることも事実です。
落ち着いたと思われる頃に確認と浮石を除去しに行く予定です。今は特に西壁、西奥壁には近づかない方が無難です。ヘルメットでは、命は守れません。
十分にお気をつけ下さい。
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